主な症状の原因と施術方法:顎関節の問題について
◆基本的な顎関節症の原因
このような症状でお困りではないですか?
- 口が開けずらい
- 口をあけると音がする
- 口をあけると片側に寄ってしまう
- 噛むと痛い
- 虫歯がないのに奥歯が痛い
- 耳鳴り
- 耳周辺の痛み
- 片頭痛
- 首肩の痛み
ぱっと見たとき、顎関節と関係ないような症状もありますが、これらの症状の一因として顎関節がかかわっている場合があります。
上尾駅徒歩11分のクレア治療院はこのような症状でお困りの方の力になります。
顎関節症とは?
顎関節症とは、顎関節や咀嚼筋(噛むときに使う筋肉)の痛み、顎関節で音が鳴る、口を開けられない、顎関節の動きの異常(顎を開けると横にズレる)等が主な症状としてあげられるものです。
原因として、
- 咀嚼筋障害(筋肉の問題)
- 関節包や靱帯の障害(関節を包んでいる物の問題)
- 関節円盤障害(顎関節内の軟骨の問題)
- 変形性関節症(顎関節が変形してしまっているもの)
があげられます。
20~30代の女性に多いといわれていて、男性に比べ3倍多いようです。
原因としては思春期のストレスによる歯ぎしり等によって、顎関節の形が歪んだ状態で成長してしまったり、食生活の変化(硬い物を噛まなくなった)や、片側の顎で物をかむ癖(ガムなど)が挙げられます。
顎関節症の症状
顎関節症の症状として、
- 顎の痛み
- 口を大きく開けられない
- 顎を動かした時に音がする
- 噛み合わせが悪く感じる
が挙げられます。
そのほかにも、顎関節症が原因で起こる症状として、肩こり・腰痛・首肩背中の痛み・手や足のしびれ・頭痛・顎関節部や耳周りの痛み・耳鳴り・難聴・目の奥の痛み・めまい・歯の痛み・舌の痛み・味覚の異常・口の乾燥感・ものを飲み込みにくいというような症状にもかかわっています。
顎関節症かどうかのチェックをしてみましょう
以下の文章を見て、当てはまる項目はありませんか?多く当てはまるほど、顎関節に問題がある可能性が高くなります。
- 歯の痛みがある
- 歯茎がはれている
- 歯かみしめる(歯ぎしり)癖がある
- 寝ている時に歯ぎしりをしていると言われる
- 口をあけると顎が痛い
- 物を咬むと痛い
- 耳が痛い
- 顎をあけると”コクッ”っと音がする
- 指3本分以上口が開かない
- 顎で何か挟まったような感じがして閉じられなくなる時がある
- 良く頬の裏側や唇を噛んでしまう
顎関節から起こる症状は多種多様です。顎の歪みが原因で骨盤の歪みから坐骨神経痛が引き起こされたり、耳鳴りが起きたりなどです。
今まで何らかのセラピーを受けていて、症状の改善が思うようにいかない場合は、顎関節の影響を考えてみても良いかもしれません。
顎の関節が顎関節症の原因?
顎関節の筋肉や靭帯・軟骨の緊張や歪みが、顎関節症にかかわっているの確かです。
ですが、症状の全てが顎関節から出ていると考えるのも早計で、「何が歪みを引き起こしているのか?なにが筋肉を硬くしてしまっているのか?何が顎関節症とその症状を引き起こしているのか?」という”原因”を考える必要があります。
原因には、左記の図にあるような「構造」「生体化学」「精神心理」「情報伝達」といったものがあり、それぞれやるべきアプローチ法は違います。
その”原因”へのアプローチが行われない限り、顎関節症を根本から改善させるのは難しいでしょう。
顎関節症を改善させるためのポイント
顎関節症を改善するためには、顎関節症を引き起こしている原因である各種ストレスを体から取り除き、自然治癒力を働くようにしてあげる必要があります。
各種ストレスには、
- 身体構造のストレス(筋肉や骨格の歪み)
- 生体化学のストレス(栄養不足や重金属・カンジダ菌)
- 精神心理のストレス(感情の鬱積や、過去のトラウマ)
- 情報伝達のストレス(経絡の乱れ、電磁波・土地のストレス)
などがあり、これらのケアをすることにより、自然治癒力を高め顎関節症を根本から改善できます。
当院ではこれらの原因を一つずつチェックし、確実に調整していきます。
◆当院が考える顎関節症の要因
顎関節に何らかの症状がある場合、”顎関節そのものに問題がある場合”と”顎関節以外の問題で顎関節に問題が出ている”場合がある事を念頭に置いて施術をしなければいけません。
顎関節に問題がある場合、問題は大きく分けて3つになります。
- 顎関節周辺の筋肉(咀嚼筋)や靭帯など軟部組織のバランスが崩れている
- 顎関節内の軟骨の位置に問題がある場合
- 噛み合わせの問題
このうち3、の噛み合わせに根本的な問題がある場合整体院では対応できません。
しかるべき歯科医で噛み合わせの治療を受ける必要があります。
ですが、大抵問題がどれか一つからきているという事はまずありません(これが歯科医で噛み合わせを治してもらったのに顎関節症が治らない原因です)。
1や2の問題を放置したまま噛み合わせの治療をしてしまうと、歪んだ顎関節のバランスのまま噛み合わせを修正してしまうことになります。
これでは顎関節症が改善するわけありません。
顎関節症の施術は、全身のバランスを修正しつつ、1から順に調整を行っていくことが大事です。
間違っても、顎関節症でいきなり歯科で歯を削ってもらうなどという事はやめた方が良いでしょう。
構造の問題
顎関節症の原因となる代表的な筋肉です。
【咬筋】
頬の横、頬骨の下にある咬筋は口を閉じる際に問題を起こす筋肉の一つです。筋肉は二層構造になっており、この二層の間にある筋膜に癒着が起こると、問題を引き起こします。
顎に問題がある場合、最初に疑う筋肉です。
【側頭筋】
こめかみから耳の上に扇状に広がる側頭筋も口を閉じる際の問題の原因筋です。
特に奥歯をかみしめるような癖がある方に、アンバランスが生じやすく、頭痛の原因となります。
【内側翼突筋】
頬の下側にある内側翼突筋は口を閉じる時と横に動かす際に問題を起こす筋肉の一つです。
歯ぎしりをするような方に問題が起きることが多いです。
【外側翼突筋】
顎関節の裏側にある外側翼突筋は、顎をあける際に使われる筋肉で、特に口を開けた時に”コクッ”というクリック音がするような時に問題が起こっている場合があります。
この筋肉は二股になっていて、間を三叉神経が通過しています。
その為、筋肉に問題が起こる事によって歯の痛み・耳鳴り・片頭痛などを引き起こします。
【顎関節の靭帯】
また、筋肉の内側にあるこれら靭帯のアンバランスや、関節包の歪み、関節にある軟骨の関節円板の位置も、顎関節症を引き起こす原因となります。
これらの筋肉を中心に全身のバランスを調整しながら、筋肉等の軟部組織のバランスを取り、顎関節の調整を行っていきます。
また、顎関節の施術においては頸椎(首の骨)と頭蓋骨のバランスを調整する事は、非常に大事な事です。
顎関節の咀嚼筋のバランスが崩れている場合、何がバランスを崩しているのかを考えなければいけません。
例えば、何らかの精神的なストレスを抱えているせいで奥歯をかみしめる癖がある方の筋肉をただ緩めても、ストレスにさらされればまた噛みしめてしまい筋肉は硬くなってしまうでしょう。
この場合、筋肉を緩めるより先に、精神的なストレスを緩和するセラピーを行わなければいけません。
生体化学的な問題
この分野の原因として多いのは、重金属の体内への蓄積によって筋肉の過緊張が起きて、顎関節症を発症するというものです。
口に中に水銀を使った詰め物がある方は、このような事も疑った方が良いです。
メンタルストレスの問題
メンタルストレスが強い方には、メンタルケアに使われているバッチフラワーレメディというエッセンスをのんでいただいたり、メンタルストレスに効果のある顔の反射ポイントに触れることでケアしていきます。
>>詳しい精神心理的な問題に対するセラピーについてはこちらへ
インフォメーション(情報伝達)の問題
鍼灸で使う経絡のエネルギーバランスが崩れていたり、体内の情報伝達系に滞りがある事が症状の原因となる時もあります。
そのような時は、マグレインという粒をツボや耳介(耳つぼ)に貼る事によって、体内のエネルギーのバランスを整えます。
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