顎関節の痛みで来院された方の症例
顎関節の痛みでお悩みの方が来院された症例です。
性別・年齢・主な症状
年齢・性別:50代女性。
主な症状:顎関節の痛み。歯をかみしめる動きと口を開ける動きどちらとも痛み、口を開けることができない。
症状が出るシチュエーション:
口を開ける・物をかむ・会話のために口を開けるのすら痛い。
開口は指二本幅がギリギリ入る程度で、食事をするのにも不便を感じる。
今まで受けてきた治療
歯科医による顎関節症に対する治療(マウスピース等)
原因及び対処
4回ほどの施術が必要でした。
症状が起きていた原因:
【1~3回目の治療】
顎関節の痛みについて
・精神的なストレス→身内の結婚(反射ポイントを使ったストレスリリース)
・左側頭筋膜付着部の問題→付着部を治療
・左の関節円板の位置のずれ→円板の位置修正
・左胸鎖乳突筋の癒着→癒着のリリース
【4回目の治療】
痛みはゼロになりましたが、軽いクリック音が出るようになっていました。
・顎のクリック音→骨盤の歪みと頚椎1番の調整
所感
顎関節の痛みを訴えて来院された時には、カウンセリングのために話をするだけで眉間にしわを寄せるくらい、顎関節の痛みにお困りのようでした。
元々先天的な問題で首の状態が悪いようで、プライベートで起こった大きなストレスで症状を発症されたようで、歯科医の治療では全く効果が見られなかったため、当院を探して来院されたとのこと。
初回~2回目の治療では、治療後痛みのレベルと位置が変わるという変化のみで、いまいちすっきり痛みが取りきれなかったのですが。3回目の治療でさらに首の状態を入念に改善すると、4回目の時には痛みがすっかりなくなっていました。
ただ、顎関節のクリック音が少し発生するようになってしまったのでチェックをしてみると、これらは骨盤と頸椎1番の歪みからきていました。
これらを調整後、痛みもクリック音も起きなくなったので、2~3ヶ月毎に一回メンテナンスに来てもらうことにして、治療を終えました。
この方が幸いだったのは、歯科医で変に矯正治療なんかを受けないで来院してくれた事ですね。
変な治療を受けてしまうと、徒手療法では何ともしがたい状態になってしまうこともあるので・・・
なんにせよ、そう多くない回数の治療で症状を改善できたのは何よりです。