頭痛について

日々の生活で、このようなことにお困りではありませんか?

  • 週に一回は朝起きたときから頭痛がして、ゆううつな気分で一日が始まる
  • 頭痛がすると鎮痛剤を飲むので、いつもお腹の調子が悪い
  • 頭痛が出てくると、ソファーで横にならないと動けなくなってしまい、家事ができない
  • パソコン仕事で頭痛が出てきてしまい、仕事の能率が落ちてしまう
  • いつも頭痛があるので、子供の世話もやっとのことでしている

当院にはこのような訴えをされる方がたくさんいらっしゃいますが、しっかり治療することで皆さんよくなっています。

元となっている原因を解消することで、その原因に関連する症状もなくなっていきます。

当院に来院された患者様のお話

H.M様は、毎朝のように繰り返される頭痛でお悩みでした。

朝、頭痛で目覚めて、頭痛を我慢しながら朝食づくりや家事を行い、パートでの仕事も行っているという日々を過ごされていました。

頭痛がひどくなって我慢ができなくなると、ロキソニンなどの鎮痛剤を飲んでやり過ごすという対処療法を行っていましたが、薬ばかり飲んでいるのも良くないとは自覚もされていました。

頭痛外来へ行ったり、鍼灸治療なども受けていらっしゃいましたが思うような効果は出ておらず、インターネットで情報を仕入れている中、当院のことを知り来院されました。

当院での検査で、胃のストレス過多(薬も含む)による自律神経系の問題、体内のヒスタミン過多などの問題があることがわかりましたので、それらの対処をしてもらうとともに、首の骨のゆがみなど構造的な治療も行っていきました。

2か月(3~4回)の治療で、朝出ていた頭痛はほぼ出ることがなくなり、出たとしても少し自分で対処すればすぐに収まるようにまで体が回復しました。

朝起きたときに頭痛に悩まされることなく家事を行えるようになり、パソコンで仕事をしているときでもより集中して仕事ができるようになったとのことで、とても喜んでいただけました。

治らない頭痛をお持ちの方が気をつけなければいけない頭痛

突然強い頭痛が出てきた方や、慢性的に治らない頭痛が続いている方は、当院へ来院される前に以下のような頭痛ではないかを病院で一度検査してもらってからご来院ください。

くも膜下出血による頭痛

脳は硬膜(こうまく)、くも膜、軟膜(なんまく)の3枚の膜で包まれていて、 その中のくも膜の下に出血が起こるのがくも膜下出血です。起こると死亡率が高い病気です。

頭全体・前頭部・後頭部などに頭痛が起こり、同時に髄膜刺激症状も起こります。

頭痛の特徴は、突然起こりそれが続くことです。また、今まで経験したことないほど強い頭痛とも言われます。

治療は、外科的手術になります。

脳出血

脳のどこかで血管が破れ、意識障害・運動麻痺・感覚障害などがあらわれるのが脳出血です。

一般的な症状としては頭痛・嘔吐・意識障害・片麻痺を引き起こしますが、 出血が起こる部分によって起こる症状も変わってきます。

治療は、高血圧のコントロールのため、薬による内科的治療、および手術などがあります。

高血圧性脳症

血圧の上昇によって、頭痛・視力障害・けいれん・意識障害が起こる病気です。

治療は、薬による高血圧のコントロールになります。

髄膜炎

髄膜炎は頭痛・発熱・項部硬直(うなじ)などの髄膜刺激症状がおこります。

原因として、ウィルスなどへの感染が挙げられます。急性(急激に症状が起こる) ・慢性(徐々に起こる)がありますので、注意が必要です。

治療は、薬による内科的治療が行われます。

慢性硬膜下血腫による頭痛

3週間~半年かけて硬膜の下に血の塊(血腫)ができて、頭蓋骨内の圧力を高くしていきます。

症状としては初期は無症状か、若干の頭痛がある程度で、 時間が経つにつれ頭痛や吐き気・嘔吐・片麻痺・言語障害などが現れます。

原因は不明か軽い打撲であることが多いといわれています。

治療は、外科的手術ですが、血腫が小さい場合経過観察ということもあるようです。

脳腫瘍による頭痛

頭蓋骨の中に腫瘍(癌)ができることをいいます。

症状として、早朝に強い頭痛 が起こることが上げられます。場合によっては嘔吐し、嘔吐後に頭痛が収まる事もあります。

他の症状として、言語障害・感覚障害・麻痺・視野欠損などが挙げられます。

治療は、外科的手術や、抗がん剤による内科的治療、放射線治療になります。

側頭動脈炎による頭痛

側頭部に拍動性の頭痛が現れます。 側頭部の血管の炎症が原因ですが、炎症が起こる原因は不明です。

50~70代の高齢者に多く見られ、失明する方もいるので早めの治療が必要です。

治療は、薬による内科的治療になります。

緑内障による頭痛

急性発作がおきると、頭痛・嘔吐・目の痛み等が現れ、最悪失明にいたります。

急激な眼圧上昇が見られますが、眼圧上昇が見られないものもあります。

治療は、レーザー等による外科的手術、薬による内科的治療を行います。

当院の治療内容について

頭痛は疲労や眼の使い過ぎから引き起こされるだけではなく、いろいろな代謝の問題などからも引き起こされる症状です。

治療は、構造的には細かい首の筋肉や靱帯の治療をしなければなりませんが、代謝まで考えたときにはそれだけでは不十分な場合があります。

ではどのような要因の治療をしなければいけないのでしょうか?

  1. 問題を起こしている神経を特定するとともに、神経を圧迫・牽引している部分を特定し処置する
    症状を感じている部分だけではなく、負担をかけている場所全てを特定し施術する必要があります。

    特に首の付け根や、首の前側の筋肉や、顎関節の問題などまで多角的に診て治療する必要があります。

    それらすべてを処置することで首が自由に動くようになり、頭痛などの症状もなくなっていきます。
  2. 頭痛を引き起こす栄養的な問題を取り除く
    頭痛には体内のヒスタミン量の問題が原因となっている場合があります。

    ヒスタミンを分解する酵素が体内に足りているか、疑似アレルギー的な問題がないかなどを調べて、必要な食生活やサプリメントを摂ってもらったりする事も必要になります。
  3. ストレスになっていることがあれば、ストレスに対してのケアを行う
    ストレスが頭痛の原因になっている事もよくあります。

    職場の人間関係や、仕事内容など、ストレスになっていることを明らかにして、どのように対処するかを考えたりするセラピーを行うことで、無意識に首に力が入ってしまう状態が解消され、頭痛症状を改善させる事ができます。
  4. 身体のエネルギーの問題があれば、調整する
    頭痛の問題でよくあるのが、ガルバニー電流の問題です。

    口の中にある詰め物の間で電流が流れ、筋肉を収縮させてしまうことで頭痛を引き起こしたりします。
    そうした場合は歯科治療をお勧めする場合もあります。また、他のエネルギー的問題で頭痛が起きることもあります。

    これを解消することで、身体全般のエネルギーバランスが改善されて、頭痛が起きにくい体になることができます。

このように、多岐に回る要因に対応することで、頭痛症状を改善することができます。

そのため、頭痛症状があった時に出来なかった仕事がさらに出来るようになったり、家事を何一つ不自由なく行えるようになります。

院長からのメッセージ

日常生活において、慢性的に頭痛がある状態というのは、仕事や日常生活の効率を非常に低下させます。

大抵、頭痛があるとドラッグストアなどで購入できる鎮痛剤で痛みをごまかし日々生活されている方も多いと思います。

ですが、そうした対応が、逆に慢性的な頭痛の原因となっていることもよくあるのです。

頭痛を治すために必要なのは、何が原因でどのような問題が引き起こされているのかをきちんと把握して施術を行うことです。

一般的な治療である構造的な問題だけ考えても、どの神経がどこで圧迫・阻害されていて、それが何か所で起こっているかを一つ一つ検査で確認しながら対応する必要があります。

その他にも、心理的トラウマや栄養状態など考慮しなければいけないことはたくさんあります。

頭痛による痛みを治し、日々の家事やデスクワークなどを楽に過ごしたいとお考えであれば、ぜひそのお手伝いをさせてください。必ずお力になることをお約束します。