身体の左半身の感覚異常と胃の痛みが改善した症例
身体の左半身全体の感覚がおかしく、ズレている感じがして階段を降りるときに上手く降りることができないという、なんとも言えない症状をお持ちの方が来院されたという症例です。
他にも胃の痛みと背中にも痛みがあり薬を飲んでもよくならないという症状もお持ちでした。
性別・年齢・主な症状
年齢・性別:30代女性。
主な症状:身体の左半身の感覚異常、歩行時左側の足が出にくい、階段を下りるのがスムーズにできない(痛みがあるわけではない)、胃と左の背中の痛み
症状が出るシチュエーション:
日常生活を普通に送ってるとき常に上記の症状がある。
今まで受けてきた治療
整形外科・内科等の病院、カイロプラクティック、整体、オステオパシー、食事療法
原因及び対処
左半身の異常に関して検出された原因と施術内容(1回目):
・外傷性の身体的トラウマ(後頭部・前頚部・右上腹部・腰部)
・左顎関節の前方への歪み
・精神心理の問題(バッチフラワーのビーチ)
・副鼻腔の病巣(ホメオパシーのスーヤ)
・左前脛骨筋の異常緊張
・左小脳半球の脳脊髄液不足
胃の痛みに関して検出された原因と施術内容(1回目):
・胃酸不足(胃のマッサージ)
上記の問題に対して対処し、プラスで歩行に関係する筋肉の反射の問題を改善して一回目の施術を終えました。
クライアント様の実感としても、身体の状態が変わったのがありありと分かったそうで、そのまま一週間後にまた来院してもらうことにしました。
一週間後(2回目):
身体の感覚に関しては、だいぶ良い。胃は次の日に痛みが出たが、その次の日にはすっかり良くなってもう痛みは全くないとのこと。
前回に引き続き施術を行っていく。
前回施術を行ったところに異常は見られなかったので、さらに先の施術に入ることにしました。
二回目の施術で検出されたのは、
・左右の大脳半球のアンバランス(右脳の機能低下)
これだけでした。
大脳半球のバランスをとる施術を行った後、歩行の反射のバランスをとる施術をさらに行い、施術を終えました。
施術後に身体を動かしてもらうと、2回目の来院前の良い状態がさらに良く感じられるとのこと。
後は身体のメンテナンスを行うことにして、施術を終了しました。
所感
身体の感覚がおかしいという、少し特殊な症状をお持ちのクライアント様でした。
医学的検査や、通常の整体やカイロプラクティック、オステオパシー(いわゆる筋肉や骨格を主体に施術を行っている院)では全く改善しなかったとのことでした。
フィシオエナジェティックによる検査を行うと、問題は筋肉や骨格の問題ではなく、神経伝達(インフォメーション)系の問題が主体でした。
神経伝達などの情報伝達系の施術は、身体をタッピング(軽くトントンと叩く)するような施術が多く、受けている本人も何をされているのかわからないような施術ばかり(本人談)でしたが、一回の施術で著効を示しました。
2回目の来院時には、ほぼ症状は無い状態にまで改善していて、施術を行った側としては狙ってやったこととはいえ、驚かされました。