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めまいの症例
めまいでお悩みの方が来院された症例です。
性別・年齢・主な症状
年齢・性別:30代男性。
主な症状:めまい
症状が出るシチュエーション:
日常立っている時や、通勤中にめまいが出てくる。この状態が二ヶ月続いていて、医師には原因不明といわれている。
今まで受けてきた治療
神経内科・耳鼻科・精神科による投薬治療(抗うつ剤等)
原因及び対処
症状が起きていた原因:
・頭蓋骨の縫合の緊張による、正常な動きの低下
・小脳の機能低下
・身体の正中線のズレ
・右胸鎖乳突筋の異常緊張
・右膝の固有神経受容器の機能異常
・その他頚部の構造的な問題
対処:
・上記の構造的な問題の解消及び、神経伝達の正常化
所感
この男性のクライアントは2ヶ月前からめまいが出だし、各科の医師の診察を受けても原因が分からずに心因性という診断をされてしまい、抗うつ剤をはじめとする薬を処方されていました。
薬を飲んでも症状はわずかに良くなった気がする程度で、症状がだんだん重くなるにつれ仕事をも休む羽目になってから2週間ほどたっていました。
症状の原因を検査していくと、主な原因は構造的な問題と平衡感覚をつかさどる小脳の機能低下が原因でした。
これらの異常を修正し、低下した機能を改善させると、一度の施術でめまいはほぼ解消しました。
このように、医師が心因性と診断を下したからと言って、その症状が本当に心因性とは限りません。
それどころか原因が分からないものを全て心因性と診断し、抗うつ剤を処方するなんて愚の骨頂です。
きちんと原因に対して治療すれば、医師が原因不明と診断を下した症状でも、解消するという良い症例でした。